前回(【夫シリーズ】顔は良いのに全くモテない人を彼氏→夫にしたら大正解だった話④)からの続きです。
最初から読みたい方は、こちらからどうぞ!
【夫シリーズ】顔は良いのに全くモテない人を彼氏→夫にしたら大正解だった話①
【夫シリーズ】顔は良いのに全くモテない人を彼氏→夫にしたら大正解だった話②
【夫シリーズ】顔は良いのに全くモテない人を彼氏→夫にしたら大正解だった話③
3度目の正直
自分の気持ちも再確認できたことだし、草食系の彼の動きを待っていたら何も進まない!
ということで、人生2度目の告白を決意した私。
(1度目は高校生のとき。フられました。笑)
少女漫画から教訓を得ている身としては、メールでの告白は避けたいところ。
とりあえず今まで1度もできていない、2人きりでのデートに誘ってみました。
返事はok!
さすがにここまできたら、夫の警戒心も解けていたようです。
お互い気になっているという気持ちの確認もできていましたしね!
映画に行こうという口実で誘ったのですが、そのとき特に観たい映画があったわけではなかったので、ほぼ興味のないタイトルを選びました。笑
振り返ってみると…
約半年もの間攻めてきた私ですが、気付いたら、人生でここまで人を好きになったのは初めて、というところまできていました。
彼の何がそんなに良かったのか。
最初に言ったように、顔はタイプです。
ただ、最初に見えていた彼の中身は好きではなく、なんなら苦手。
女っ気があまりにないことから、恋愛に興味ないのではとさえ思っていました。
そこから、ひょんなことで隠れていた意外な一面が見えて、(【夫シリーズ】顔は良いのに全くモテない人を彼氏→夫にしたら大正解だった話①参照)、無性に気になり始めて。
メールのやりとりを重ねていくうちに分かったことは、案外マメなこと。
そして、人に対して冷たいと思っていた一面は、ただの激しい人見知りと、極端な自己肯定感の低さからくるものだということ。
メールは絵文字顔文字こそないものの、文面が柔らかく、根本の人柄の温かさは伝わってきていましたし、たまにリアルで話すと笑顔を見せてくれるようになったことなどから、どんどん惹かれていきました。
彼とメールや話をしている時間が、自分にとってかけかえのない時間になっていたのです。
だから、仮に最終的にフラれていたとしても、温かい時間であったことには変わりなく、良い恋愛していたなぁと思えていたのではないかと思います。
タイミングがわからない

どっきどきで迎えた初めての2人でのデート。
2人でランチは間が持たないと思い、映画の時間に合わせて、夕方の集合だったと思います。
もう頭の中は、
いつ、どこで告白する!?
なんて伝えればいいの!?
でいっぱいです。
映画を観ながらもそればっかり考えていたので、映画の内容、何も覚えていません!笑
観終わって、当たり障りのない会話をしながら、ぷらぷらと駅前の広場を散歩していました。
その頃は丁度クリスマスシーズンで、イルミネーションが至る所でキラキラと輝き、歩いている人たちもなんとなく浮き足立っている様子。
もう日は暮れていて、イルミネーションに照らされた彼の顔を見るだけでどぎまぎする私。
良い雰囲気だけど、今?今なの!?
直で言うの初めてだからタイミングが分からず。
(高校の時は、教訓を無視してメールで告白しました)
もう頭の中はプチパニック状態でした。
草食もやるときはやるらしい

タイミングが分からなすぎて、告白は今日じゃなくてもいいかもと思い始めていたのですが…。
ここからは恥ずかしながら(今更?)、そのときの会話の再現です。
私「綺麗だねぇ…。」
彼(現夫)「そやね。」
私「〇〇公園でもイルミネーションやってるらしいよ!」
彼「今度また一緒行く?」
私「是非!」
彼「 じゃあ…付き合いますか。」
じゃあ付き合いますか!?!?
なんと全く期待していなかったのですが、彼の方から付き合おうかと言ってくれたのです!
私「 よろしくお願いします…!」
勿論二つ返事でok!
超ニヤニヤしながら、また後日改めて会いましょってことで、その日はそのまま解散しました。
草食系男子、やるときゃやるんですね…!
これにて、半年間の隠れ肉食女子による戦いは幕を閉じ、新たなページを開くことになりました。
驚きの連続
晴れて付き合うことになった私たちですが、正直彼と付き合ったらどうなるのかということについては、全く想像ができませんでした。
付き合う前、彼は一貫してクールだったので、甘々な感じの姿が全く想像できなかったのです。
実際、当時サークルの同期からは、恐らく彼のクールさに私が耐えられず、すぐ別れるだろうと思われていました。
ところが…
ここだけの話、予想に反して、結構甘々グイグイだったんですよ…!
(ホントここだけの話。書いたの夫にバレたら怒られそう&知り合いに見られたら激恥)
初めの方こそ、実際に会っても言葉少なめ、スキンシップなし。
付き合って初めてうちで夜ご飯を食べた時も、普通にご飯食べてテレビ観て、彼は実家住みだったのでそのまま帰っていきました。笑
しかし、2度目にうちに来た時には割と甘々モード。
年明けには、メールで
「普段あまり言えないけど大好きだよ」
なんて言われて、当時の私、速攻保存。
(メールの保存機能、懐かしいですね…今の子たちは、残したいLINEのやり取りはどうするんでしょう?スクショ?)
授業中も、早く会いたいねなんてメールをずっとやり取りしていました。(勉強しろ)
また、意外にもお笑い好きで、打ち解けてくるとテレビを観て私よりケラケラ笑っている彼。
1枚1枚、剥げば剥ぐほど見えてくる彼の優しくて面白くて甘い一面に、私はすっかり虜になってしまったのでした。
気づけば7年
そんな感じで付き合うこと7年。
彼と付き合うまでに、私は4人の方と付き合ったことがあるのですが、お付き合い期間、最長半年という驚異の飽き性でした。
だから、彼ともそんなに続かないかもしれないと思い、最初の方は1ヶ月単位で記念日をお祝いしていましたが、いつのまにか月単位でのお祝いはなくなり、年単位のお祝いに変わっていました。
それぐらい、彼と一緒にいることが当たり前になっていたのです。
7年の間、勿論喧嘩することもありましたし、正直ちょっと冷めた時期もありました。
それでもその度に2人で話し合い、すり合わせ、当たり前のように結婚まで進みました。
この7年間ほど、1人の人間に向き合い続けたことはなかったと思います。
それまでの私であれば、嫌な一面を見るとそこから急速に冷めていって、そのままサヨナラパターンだったのですが、彼に対しては、嫌な一面を見たら、面倒ながらも自分の思いを伝えて、直してほしいとお願いしていました。
そして、彼もそれを嫌がることなく頑張って直してくれましたし、それは逆も然りでした。
お互い、人としてすごく成長できた期間だったのではないかと思います。
結婚してからは?
7年も一緒にいたので、結婚したからといって何かが急激に変わるわけではありませんでした。
ただ、喧嘩は減りましたね。
なぜかと言うと、それまで夫が私に怒ってくるのって、私の交友関係絡みのことがほとんどだったんです。
男友達の家で宅飲みをしていてそのまま泊まったときや、男子もいるサークルのバンドで海外旅行に行ったとき、社会人になって、男性上司と出張帰りにご飯に行ったときなど、かなり嫌味を言われ、そこから喧嘩に発展することがしばしば。
まぁ私が悪いときもあれば、致し方ないときもありで、喧嘩の種になることが多かったのですが、結婚してからはさすがに私も外で飲む機会はぐっと減ったので、そういった類の喧嘩はなくなりました。
そのためか、夫は元から穏やかな方ではありましたが、更に穏やかになり、子どもが産まれてからはもっと丸くなりました。
どうしても最初の印象で周囲から取っつきにくいと思われがちな夫ですが(それは付き合い始めたときからあまり変わらず)、最近は少し話しかけやすくなったと言われることもあります。
マメな性格には拍車がかかり、子どものお世話も私なんかよりよっぽどきめ細やか。
また、自分に時間を割けずおばさん化していっている私を決して見放さず、洋服を見繕ってくれたり、美容院に行く時間をくれたりもします。
仕事が激務で、平日家にいる時間が少なすぎるのが玉に瑕ですが、それ以外は私にとっては神夫!
付き合っていたときより結婚してからのほうが、更に子どもが産まれてからのほうが、好き度が増してます。笑
ダイヤの原石

顔はいいのに全くモテず、最初で最後の彼女が私という夫ですが、まさにダイヤの原石でした。
卑屈でネガティブなオーラを発し、人を寄せ付けなかった夫ですが、中身はとても温かく、関わった人をきちんと気遣える心の持ち主で、ユーモアもある人でした。
初対面の人にとっては少し近寄りがたいと思われがちですが、一度深く関わり、誤解が解けると、とても魅力的な人だと分かります。
彼の大学時代の友達や、今の会社の人たちも、大体皆さん最初は彼のこと苦手だったけど、打ち解けてみたら全然違うやんと口を揃えて言うのです。
なかなかそれが、少しの関わりでは分からないというのがすごく勿体ないなとも思うのですが、サークルの友人には、
「よかったやん。もし彼の中身が外側に前面に出てたら、彼モテちゃって盗られてたかもよ?」
と言われました。笑 確かにそう。
また、必要以上に卑屈だったところに関しては、徐々になおってきていると思います。
これに関しては、私が頑張りましたと言いたい!笑
7年かけて、良いところは褒めまくり、日々一緒にいてくれることや、してくれたことに対して素直に感謝を伝えてきました。
そして、逆に人にありがとうとなかなか言えなかった夫に、ありがとうを伝える大切さを伝えてきました。
その甲斐あって、最近はそこまでネガティブではなく、基本前向きで頼りになる夫です。
たまに昔に戻ったときは尻叩いてますが。笑
最高な夫
ここまでつらつら書いてきましたが、結論、最高の夫です!!ただの惚気です。
若かりし私に、良くぞ良い男を見つけたと褒めてあげたい。
自分の好きという気持ちを貫き通した結果、あなたは今、最高に素敵な人と、幸せな家庭を築いているよと伝えたい。
そんな思いでいっぱいです。
以上、大変長くなりましたが、夫との馴れ初め話でした。
結婚してからの夫との日常も書いていきたいと思いますので、こんなしがない一般人のプライベートに興味を寄せていただいたそこのとっても優しいあなた!
是非また遊びに来てくださいね♪
現時点で読める夫エピソードは↓からどうぞ!

