
早く帰るんだから、その分、仕事は完璧に早く終わらせなきゃ…。
時短勤務で復職した直後、そんな目に見えないプレッシャーに押しつぶされそうになっていませんか?
私は1人目の復職時、「未経験の新部署」に配属されました。
恐らく休職前の部署は、ワーママには向いていない部署だったからだと思います。
(休日出勤があったり社内研修を行なったりする部署でした)
限られた時間の中で成果を出そうと焦るあまり、仕事の根本を理解しないまま「わかったフリ」で突き進み、結果として大きな後悔を残すことになったのです。
現在は2度目の育休中(4歳・0歳の姉妹育児中)ですが、当時の自分を振り返ると、あの「焦り」こそが一番の敵だったと痛感しています。
この記事では、時短勤務という「時間の呪い」にかかって空回りしてしまった私の失敗談と、そこから得た「2度目の復職では絶対に譲らない仕事の進め方」をリアルにお伝えします。
1. なぜ私は「中途半端な理解」のまま突き進んでしまったのか?

新部署に配属された私を待っていたのは、聞き慣れない専門用語と、膨大な業務フローでした。
でも、当時の私には「じっくり学ぶ時間」なんて1分もないと思い込んでいたのです。

家に帰ったら育児家事に追われてたしね…。
「質問=相手の時間を奪う罪」という勘違い

周りはフルタイムでバリバリ働く同僚ばかり。
しかも40代、50代の大ベテランのお姉さま方が部署を引っ張っていたため、
「時短の私が何度も質問して、彼女たちの手を止めてはいけない」
という過剰な遠慮がありました。
特に直属の上司はとても優しく、質問したら何でも答えてくれる女性でしたが、だからこそ、私の些細な質問で時間を取ることを申し訳なく感じていました。

1聞いたら5教えてくれるような世話好きな人だったよ。
「早く手を動かしている姿」を見せたかった
何もしていない(考えている・調べている)時間は、サボっているように見られるのではないか?という恐怖。
上司とデスクが隣り合わせだったので、尚更気になりました。
とにかくPCのキーボードを叩いていたり、無意味なメモを取ったりすることで、自分の存在価値を証明しようとしていました。

今思い出すと恥ずかしい…。
17時の壁への恐怖

お迎えの時間は無情にも刻一刻と迫ります。
「今からこれを聞いたら、説明が終わる頃にはお迎えの時間になってしまう」という計算が、理解を深めるプロセスを省かせてしまいました。
帰る間際に、翌日聞けばいいかと不明箇所をパパっとメモに残すものの、翌日、「何が分かんなかったんだっけ…?」と思い出すのに時間を取ることもしばしばありました。
2. 【失敗談】「わかったフリ」が招いた、時短ワーママ絶望の瞬間

中途半端な理解で進めた仕事は、必ずどこかで綻びが出ます。
休職前、引き継ぎの段階で、良かれと思ってペーパーレス化した資料にミスがあるのを発見。
根本的な業務理解ができていないことが原因でした。
休職に入るまで残り1週間。
これはペーパーレス化すべき業務じゃなかったかもしれない…。
ペーパーレスにしていた約1年分、印刷して改めてチェックすべきか…?
血の気が引く感覚。
結局、周囲に謝り倒して手分けしてチェックすることになり、深夜帰宅後、大きなお腹を抱えながら、涙が止まりませんでした。
「時短だから仕事が遅い」と思われたくない一心だったのに、「理解不足で手戻りを発生させる、一番効率の悪い人」になっていたのです。
3. 大手サイトは言わない「時短こそ、最初の1時間を“理解”に溶かすべき」理由

ネットの時短術には「テンプレートを作ろう」「ショートカットキーを覚えよう」と書かれています。
実際私も数多くのショートカットキーを覚え、画面操作は速い自信があります。
でも、もっと本質的な時短術は「急がば回れ」を徹底することです。
「15分」をケチって「3時間」を無駄にしない
理解が曖昧なまま3時間作業するよりも、最初の1時間を「質問・調査・整理」に溶かし、残りの2時間で迷いなく作業する方が、アウトプットの質もスピードも圧倒的に高いです。
「わからない」と言えるのは、責任感がある証拠
中途半端な理解で進めるのは、ある意味「無責任」です。
時短だからこそ、手戻りは最大の悪手。
最初に徹底的に解像度を上げることは、自分だけでなく、チームに対する最大の誠実さだと気づきました。
4. 2度目の復職で誓う「呪い」を解くための3つのマイルール

今回の育休が開けたら、私は以下の3つを自分に課すと決めています。
指示を受けた際、「〇〇という理解で合っていますか?」「ゴールは××という認識ですか?」と、自分の言葉に変換して確認します。
ここでズレを直すのが一番の時短です。
あとで自分で調べようとすると、新部署では10分経っても解決しないことが多かったように思います。
その場で「これだけ教えてください」と食らいつく勇気を持ちます。
タスクをこなす時間だけでなく、「資料を読み込む時間」「不明点を整理する時間」を堂々と確保します。
まとめ:時短は「仕事ができない」理由にはならない

「時短=仕事ができない」というのは、単なる思い込み、あるいは「焦り」が生んだ幻です。
もし今、あなたが新部署や復職後の環境で焦っているなら、一度キーボードを叩く手を止めてみてください。
その仕事、本当に理解できていますか?
少しの勇気を出して「理解」に時間を割くことが、結果としてあなたを助け、家族との時間を守ることにつながります。
私も、2度目の復職は「図太く、丁寧に」始めてみるつもりです。

